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こころ穏やかに暮らしたいのに...あぁ、なんで毎日、こーにゃるの!?
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2018年06月24日 (日) | 編集 |
2018年6月24日(日) 曇

アサヒビールが当たりましたー!q(≧∇≦)p

 180624asashibeer  
 Clear Asah 350ml×6本

アサヒビールのシール、何枚送ったんだったかなぁ?
覚えてないけど、かなりの枚数を送ったと思います。(^^;

美味しくいただきます~♪

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2018年06月11日 (月) | 編集 |
2018年6月11日(月) 雨

「羊と鋼の森」を観てきました。

 180611hitsujitohaganenomori-1s  

高校生の外村(山﨑賢人)は、
ある日、体育館にあるピアノの調律に来た
調律師の板鳥(三浦友和)と出会い、板鳥にあこがれて調律師を目指す、
高校生の男の子の成長物語です。

 180611hitsujitohaganenomori-2

大事件やドキドキのラブシーンがある物語ではなく
物静かに淡々と進んでいく作品です。


原作は、綺麗で流れるような文章です。
静かな森の風景が頭の中に浮かび、
ピアノ曲が頭の中に流れてくる作品です。

ただ、ピアノやクラッシック音楽に興味のない人には、
少し退屈かもしれません。

妹に原作を貸したところ、数ページ読んだだけでつまらない
と返されてしまいました。( ̄_ ̄|||

私は、すんごく面白かったんですけどねぇ...(^^;


んで、原作がすごく面白かったので、
映画も期待して観に行ったんですが...

ひとつひとつのエピソードの最後の部分が全部カットされて、
尻切れトンボのまま、次のエピソードに進んで...
重要なエピソードの大事なしめくくりのシーンが抜けちゃってるので、
なんだかスッキリしない欲求不満になる残念な作品でした。

原作で感動した部分が全部抜けているって...

ダメでしょ!?(--;


以下、ネタバレあります。



板鳥(三浦友和)と外村(山﨑賢人)の出会いのシーンですが、

原作では、
昔の羊は山や野原で、いい草を食べていたので、
いい羊毛が取れた。
いい羊毛を贅沢に使って、フエルトを作っていたので、
いいハンマーが作られていた。
今では、こんないいハンマーは作れない。
ピアノの中には、フエルトのハンマーがあるんです。

と、板鳥が外村に話します。

山で育った外村は、ピアノから森の木々の匂いを感じるのは、
山で育った羊の毛を使っているからだと納得します。

それで、ピアノの材質は
大雪山係の松ではないですか?と聞きますが、
アッサリと「外国の木です。」と言われてしまいます。

板鳥は、外村はピアノは弾けなくてもピアノが好きなんだ
と感じて、外村に「よかったらピアノを見に来てください」と
名刺を渡します。

映画では、このピアノの素材についての会話のシーンが
カットされていたため、板鳥が出会ったばかりの高校生に
名刺を渡したってことだけになってしまっていました。

出会いの重要なシーンなのにカットしちゃってるから、

原作を読んでいない人には、どうして、ピアノが弾けない外村が、
ピアノに惹かれて調律師を目指したのかがわからないと思います。

でも、そのまま、話は進んでいきます。


初めて、双子の姉妹(和音&由仁)のピアノを聞いた時、
戸村は、姉(和音)の静謐な中にも強さがあるピアノの方がいいと感じます。

でも、先輩の柳は、双子の妹(由仁)の明るく自由奔放なピアノの方が
面白くていいと言います。
他の人もみんな、由仁のピアノの方に惹かれています。

この外村が、姉のピアノの方がいいと感じたシーンも
インパクトが薄かったです。
双子の姉妹が、「陽と陰」の対照的な音を奏でるというシーンも
インパクトが薄かったです。

双子のピアノの「陽と陰」は、私がイメージしていたのとは
かなり違いました。

ここは、後々、とても大事なシーンの伏線となっているのに、
なんで、もっと印象深く撮らなかったのかなぁ...



ある日、姉(和音)は外村に、
妹(由仁)は、発表会など気にせず自由奔放に弾き、
練習しない日もある。
でも、自分はそんなことはできないから、つい練習してしまう。

家での練習では、家族も先生も褒めてくれる。
でも、発表会やコンクールでは妹(由仁)の方がいい演奏をする。

と、悩みを打ち明けます。

その時、外村は、自分と弟の将棋のことを思い出します。
家では自分の方が強いのに、将棋の大会に出ると弟に負ける...

映画はここまでで切れています。

でも、原作では

外村は和音に、
発表会やコンクールで、由仁に負けるのは
和音さんが本番でミスをするからですか?
と問います。

和音は、そうではなく、由仁が本番強いのだと言います。

外村は、和音さんが本番で力を発揮できなかったのではなく
ちゃんと自分のピアノが弾けたのなら、
それでいいんじゃないですか
と言います。

和音は、その言葉に掬われて、微笑みます。

ここも大事なシーンなのに抜けていました。

原作で、とても好きなシーンだったので、
もー、なんでこのシーンがカットされてるのよぅ!?
と心の中で叫びましたよ!!


ある日、外村は仕事の帰りに由仁と出会い、
ピアノを調律して欲しいと頼まれて
一人で調律して、失敗してしまい落ち込みます。
映画では、先輩柳に直してほしいと頼むところで終わっていますが

原作は

双子姉妹が、ひとつひとつの音はとてもいいと思うと
外村を慰めます。

外村が双子姉妹と仲良くなる大事なシーンです。

ここもカットしたらダメなんじゃないのぉ...


この失敗事件の前、柳が婚約者に指輪を渡すからと
仕事の途中に車から降りて帰りますが、
大事な指輪を車の中に置き忘れてしまいます。
その指輪がどうなったのかも、抜けていました。

原作では、柳が外村に電話して、車の中にあると聞いてホッとします。

そして、外村の様子がおかしいので、どうしたのかと聞いて、
外村は、調律に失敗したので、翌日、直してほしいと頼みます。
この柳に調律をし直してほしいと頼むシーンだけがありました。

指輪は、最後の結婚式のシーンで映るので、
この置き忘れ事件は、「あ~、あの時の指輪だ」と分かるんですが、
原作を読んでいないと、指輪がどうなったのか
ラストまでわかりません。

原作を読んでない人は、指輪がどうなったのか
気にならなかったのかなぁ???
私なら、気になります!


双子姉妹のどちらかが、ピアノを弾けなくなったと聞いた時、
外村は、弾けなくなったのが和音ではないことを強く願います。

でも、その願いが叶えば、由仁がピアノを弾けないことになるので、
複雑な心境になる...

このシーンもカットでした。


他にも、色々と私の好きだったシーンがカットされていて、
欲求不満になりましたが、後ろの席の女子高生らしき二人は
「感動した~!」「涙が出そうやった!」と話していたので

原作を読んでなければ、
それなりに素敵な作品だったのかもしれません。

私は二人に、
「原作を読んで! 映画よりもっといいから!」
と心の中でつぶやきました。(^^;


悪いことばかり書きましたが、
物静かに話が進んでいくところは、原作どおりでした。

そして、ピアノ曲はどれも素敵でした♪

特に、ラスト近くで双子姉妹が弾く「きらきら星変奏曲」は素敵でした。
私は、こんな「きらきら星」は、初めて聞きました♪

そして、エンディングの久石譲さん✕辻井伸行さんの演奏は、
とても素晴らしかったです。

映画館に行った目的の半分は、
辻井さんのピアノを映画館で聞くことだったので。(^^;;


映画しか観ていない方には、
是非、是非、原作を読んでいただきたいです!

原作はこちら。↓      
 180213hitsujitohaganenomori.
 羊と鋼の森 宮下奈都 文春文庫 ¥702(税込)


映画館では、どんな映画を観ても
途中でうたた寝してしまうことが多いのですが、
(薄暗いと眠くなる体質のようです)
今回は、一度も居睡りせずに観たと思います。>多分(^^;

でも、もしも居眠りしたことに気づかず、
カットされていたと思ったシーンが、
ちゃんと撮られていたら、すみません。m(_ _)m


多分、大事なシーンがカットされまくりで、
腹が立って、うたた寝できなかったんだと思うんですけどね...(^^;;

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