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こころ穏やかに暮らしたいのに...あぁ、なんで毎日、こーにゃるの!?
2015年08月30日 (日) | 編集 |
8月30日(日) 晴

久々に読書感想文です。


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 幻想探偵社 堀川アサコ (講談社文庫)

幻想郵便局・幻想電氣館・幻想日記に続く、
幻想シリーズ4作目の作品です。

場所や職業や主人公の設定は違いますが、
今までのシリーズと同じく「不思議なファンタジー」な世界は同じです。

未練で成仏できない幽霊、その幽霊が見える人...

幽霊だから当然死んでいて、その死には殺人事件が絡んでいますが、
この幽霊たちは、おどろおどろしていないので全然恐くないんですよ♪


中井海彦:女子が苦手な中学2年生。野球部。
       野球が大好きなのに、父親から受験のためにクラブ活動を
       二年生までで辞めるように言われショックを受けます。

楠本ユカリ:入学当時から、海彦が気にしている女子。

大島ちゃん:ヤンキー姿の幽霊 



ある日、海彦は学校からの帰宅途中にユカリの手帳を拾います。
そして、小路の先にユカリを見つけたので、手帳を返そうと後をつけると、
ユカリは雑居ビル中の「たそがれ探偵社」に入っていきました。

ゆかりの後を追って「たそがれ探偵社」に入った海彦に
ユカりは、
「ここは、幽霊専門の探偵社なの」と言います。

そして、ヤンキー姿の幽霊、大島ちゃんの依頼をうけることになります。


幽霊が絡む小さな事件や謎が、大きな事件につながっていきます。
続きはどうなるの?という思いから、一気に読んでしましいました。
>この作者、本当に上手いわ~!

終盤の事件の謎が解けてからの展開は、ハラハラさせられ、
最後にホロッとさせられ、そして最後の最後に「落ち」があり..


最後は、あ~良かった、良かったと思ってしまう作品です。(^^;


幻想郵便局や電気館の登場者がちょこっと登場しているので、
シリーズを通して読んでいる私は、ニヤッとしてしまいました。

この作者の好きなところは、「ですます調」の文章で書かれているところです。
丁寧な言葉と文章なので、気持ちよく読み進みます。

そして、読み終えた後に、心がほのぼのするところも好きです。



これから読んでみようかな~?とお思いの方へ

このシリーズの他の作品を読んでいなくても大丈夫です!
ホラー&ミステリー&ファンタジーが詰め込まれた
ちょっと不思議な作品です。
細かいところは、深く突っ込まずに読んで下さいませ。(^^;;

私は、次の作品が待ち遠しいです!


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