4月2日(木) 晴のち曇
昨日は、亡くなった父の誕生日だった。
でも、誕生日といっても、本当の誕生日ではなかったらしい。
3月下旬に生まれたけど、学校が早行きになるので可哀相だと思った両親(私の祖父)が
4月2日生まれとして、出生届を出したらしい。
父は、そのことを大人になってからもずーっと気にしていた。
4月2日なんて、「シニ(死に)番号」の日を誕生日にするなんて...
と、時々、私たちにもボヤいていたのを覚えている。
なんで、そこまで数字を気にするのかなぁ?と子供心に不思議に思ったけど
父にとっては、それはとても重要なことだったらしい。
何かにつけて「42」という数字を嫌っていた。
引越しして、新しい団地の部屋番号を決める時も、203号と204号が空いていて、
「204号は絶対にあかん!」といって、203号に引っ越した。
父は、早くに亡くなってしまったけれど、204号に入ったご夫婦は、
今も元気にしておられるので、数字は関係ないと思う。
だた、「42」という数字を、とても気にして嫌った父は、42歳で亡くなった。
男性の厄年だし、42歳で亡くなる男性は、多いので父もその一人だっただけかもしれない。
でも、今になって思うと、42という数字を嫌ったのは、
自分の命が、42歳でなくなってしまうという本能的な予感があったのかなぁ...
と、時々思ったりする。
父の両親は、早くに亡くなってしまったので、父の本当の誕生日は、誰も知らない。
本当の誕生日に、ちゃんと出生届を出していたら、父の運命は変っていたのかなぁ...
今日は、そんなことがちょっと頭をよぎった。
ま、私は、そーゆーことを全然気にしないノーテンキな娘に育って良かったかな。(^^;;
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ノーテンキすぎるのもどうかと...っていうご意見は却下させていただきます。